HSコード

HSコードとは、1983年に関税協会理事会総会で採択され、88年1月に発効した「商品の名称及び分類についての統一システム(Harmonized Commodity Description and Coding System)に関する国際条約(HS条約)」に基づいて定められたコード番号。2016年7月現在、世界税関機構(WCO)が管理している同条約には、日本をはじめ153の国及びEUが加盟。また、非加盟国であってもHSコードを使用している国と地域があり、それらを含めると200以上の国と地域がHSコードを使用している。
HSコードは、日本語で「輸出入統計品目番号」、「関税番号」、「税番」などと呼ばれることもあり、あらゆる貿易対象品目を21の「部」(Section)に大分類し、6桁の数字で表す。6桁のうち、上2桁を類(Chapter)、類を含む上4桁を項(Heading)、項を含む上6桁を号(Sub-heading)と言う。HSの分類改訂は、時代の流れに沿って、ほぼ5年ごとに見直しをすることが、当初から加盟国により合意されており、最新では2017年1月1日に改正された。これにより、同日付けで日本の関税率表なども分類が改正。

2011年3月15日 掲載